ひよころ鶏園の鶏たち

にいがた地鶏

新潟県で生まれた新潟県限定の比較的新しい地鶏です。

日本三大長鳴き鶏で、特別天然記念物の蜀鶏(とうまる)を基に名古屋コーチンと横斑プリマスロックを交配種として育種された100%地鶏の純肉用種です。肉の生産量も少ないのですが、飼育が難しく採卵をする農家は新潟県内でも数件しか無い貴重な鶏です。また、配合飼料を使用しない完全無添加で飼育しているのは当農場しかありません

他の品種同様、平飼いで自由に採食させていますが軍鶏などと同様に横斑やコーチンよりも大型の鶏の為、飼育密度も少なく鶏舎は伸び伸びとした状態で飼育しています。

餌の食べる量が非常に多く、草の要求量が多いのも特徴になります。広い空間でたくさん餌を食べ、他の地鶏よりものんびりと卵を産む為、どうしても価格は高めになってしまいます。

味の特徴は、烏骨鶏にも似た風味を持ち、野菜にも似た旨みを感じる卵で、卵通の方に大変好評をいただいております。

烏骨鶏に似た独特の味と、スッと消えるようなさっぱりとした後味のバランスが非常に高いレベルで維持される至高の卵と言えます。

また、独特の風味は醤油よりも細やかな天然塩(コチラ)との相性が良いです

約8ヵ月間採卵した後、肥育しカシワ肉として当園販売のスモークチキンの原材料となります。非常に脂が乗っており歯ごたえと旨みのある肉です。

 蜀鶏(とうまる)から引き継ぐ昔ながらの卵の味を現代に伝える貴重な鶏であり、最近はレストランやホテルなどの飲食業や、新潟にいらっしゃった県外からのお客様に新潟独自の素材として提供させていただいてます。


そして、ひよころ鶏園の特徴である人工飼料・ビタミン剤・抗生物質などを一切使用せず地元のお米を中心とした餌づくりと、のびのびと育む環境が卵独特の内臓臭さを殆ど感じさせないので、にいがた地鶏の本来の美味しさを味わう事が出来ます。

 卵のコクや濃厚さは色と同様に飼料でかなり調整が出来ますが、ひよころ鶏園ではメチオニンやリジンなど必須アミノ酸の摂取の為、良質な鰹節粉末を必要な量のみ給与しており、卵を濃厚な味にする目的での使用は一切していません。

 少量多品目の自然由来の飼料を、極力国産で鶏達に給与する事が自分たちの考える安心・安全であり、アレルギー等の原因となりえる物質の排除につながると考えています。

 のびのびと自由に大地を動き回り、地元で収穫されるお米など自然の飼料のみでゆったりと育んだひよころ鶏園の卵は、炭酸ガスをたっぷりと含んでうっすらと黄色味を帯びギュッと詰まったような白身が、山野草や乾草に由来する柔らかなレモンイエロー色の黄身をしっかりと包み込んで放しません。

江戸時代初期から長鳴き鶏として文献に現れる蜀鶏(とうまる)を基に作られたにいがた地鶏の卵は、間違えなく昔のたまごの味を現代に蘇らせた特別な卵です。

白色レグホンなどに合わせた配合飼料ではなく、農家の庭先で飼われた鶏達と同じ様に地元で収穫されるお米を中心に手作りで作る自然な飼料で育むにいがた地鶏の卵を、ぜひ一度味わってみて下さい。


本来の『にいがた地鶏』とは飼料と飼育期間が全く異なる為、『にいがた地鶏』としての出荷は出来ませんが、現在阿賀野市の飼料用米を使用した畜産生産物としてのブランド化を検討しております。

ひよころ鶏園のにいがた地鶏は、市販されるにいがた地鶏とは異なり、配合飼料を一切使用しないひよころ鶏園独自の飼料を与えております。

名古屋コーチン

 日本人の方であれば、ほとんどの人が必ず名前を知っている日本で最も有名な地鶏です。

 名古屋コーチンは明治に生み出され、日本で初めて商用ベースに乗った日本最古の地鶏で、昭和30年代まで農家の庭先養鶏のニワトリとして横班プリマスロック等と共によく飼育されていた鶏でした。
 高度成長期を迎える以前の昭和30年代までは、戦後の復興の時期でもあり卵も鶏肉も非常に高価で、風邪をひいた時や、何か特別な時以外はなかなか卵を食べる事が出来なかったそうです。また、食べる時も家族が多い為キャベツなど野菜をたくさん入れ増量してみんなで食べていたという話を聞きます。
 昭和30年代以降、ゲージ飼いの白色レグホンの登場によって劇的に卵は安価で栄養のある食品になりましたが、農家の庭で屑米などを食べてのびのび育つ地鶏達の卵と、工業製品的に生産される卵との違いを生む事になり、

「昔のたまごは美味しかった」 

という話が生まれたのだと考えています。

 今の若い世代の方にはピンと来ないかもしれませんが、

<昔>                      <今>
・地鶏(名古屋や横斑など)        → 白色レグホン(又はボリスブラウン)
・平飼(放飼い)             → ゲージ(カゴ飼い)
・農家で収穫された米や野菜の残渣(ざんさ)→ 配合飼料(トウモロコシ主体の完全配合)

という3点だけ見ても、昔の卵は美味しそうですよね。

 ひよころ鶏園で養鶏する鶏は、愛知県の認証を受けた純系名古屋コーチンとなります。にいがた地鶏同様、産まれたばかりの初生雛から鶏園でゆっくりのびのびと育成しています。
 純系の名古屋コーチンの卵はやや小ぶり(53~58g/一般的なMは58~64g)の卵が多く、花の様なうっすらとした柔らかな桜色の殻によく磨かれた御影石の様な鉱物を思わせる小さな白斑が浮かぶ、他の品種では見られない大きな特徴があります。

特徴は、濃厚ですが癖がなく卵白の機能も当鶏園で飼養する品種の中で最も評判が良く、製菓関係や生卵の苦手なお客様に非常に好評です。


また、古くからの地鶏らしく非常に青草を好んで食べ、なおかつ母鶏のお腹の中でゆっくりと草の色素を貯める事が出来る為、他の品種より黄身の色が濃いのも特徴です。

 そして、ひよころ鶏園の特徴である人工飼料・ビタミン剤・抗生物質などを一切使用せず、地元のお米を中心とした餌づくりとのびのびと育む環境が、卵の臭いの原因となる糞や内臓臭さを感じさせないので、名古屋コーチンの本来の美味しさを味わう事が出来ます。

 卵のコクや濃厚さは色と同様に飼料で人為的に調整が出来ますが、ひよころ鶏園では卵の生臭さの原因となる配合飼料は一切使用せず、メチオニンやリジンなど必須アミノ酸の摂取の為に魚粉末も良質な鰹節粉末を鶏達が無理なく卵を産める必要最低限度しか給与しておらず、卵を濃厚な味にする目的での使用は一切していません。

 卵の色も味も自然なままです。お醤油などをドボドボとかけると卵の繊細な味はよく分からなくなります。ひよころ鶏園では、生臭さが皆無である事を非常に大切にして生産しております。

少量多品目の自然由来の飼料を、極力国産で鶏達に給与する事が自分たちの考える安心・安全であり、アレルギー等の原因となりえる物質の排除につながると、考えています。

のびのびと自由に大地を動き回り、地元で収穫されるお米など自然の飼料のみでゆったりと育んだひよころ鶏園の卵は、炭酸ガスをたっぷりと含んでうっすらと黄色味を帯びギュッと詰まったような白身が、山野草や乾草に由来する柔らかなレモンイエロー色の黄身をしっかりと包み込んで放しません。

 ぜひ、はじめは良質な天然塩(コチラ)などをほんの少し振りかけて、名古屋コーチンの繊細な味をゆっくりと味わってみて下さい。配合飼料由来の臭みやゲージ飼いで生じる鶏舎の糞の臭いなどが一切感じられない卵本来の風味が味わえます。

 昔食べられていた卵本来の味をきっと知って貰えるはずです。

薬師おうはん(横斑プリマスロック)

ひよころ鶏園の開園以来飼養を続けている知る人ぞ知る鶏です。

横斑プリマスロックは、かつて新潟の農家の庭先で軍鶏と並んでよく飼われていた卵肉兼用種です。ご高齢の方達は、『ブリモス』や『ブリモウス』と呼んで懐かしがってくれます。

また、独特の白と黒のさざ波模様とコロコロとよく太った美しい姿から、『碁石』とも呼ばれます。鶏園に遊びに来られて初めてその姿を見られると、「これはなんという鶏ですか?」と聞かれる方もいらっしゃいます。ご自身の知る鶏と全く異なっており、鶏には見えなかった様です。

 あまり知られていませんが、明治初期(1886年)に日本に導入され、地鶏の規格であるJAS法でもれっきとした地鶏に列される正真正銘の100%地鶏です。しかし、横文字も相まって一般的な知名度はイマイチですが、欧米では人懐こい性格と、何でもよく食べ・よく太り・よく卵を産む事もあって、庭の鶏として長く愛され続けています。

 現在ひよころ鶏園で飼養する横斑プリマスロックは、独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場(愛知県岡崎市)で開発された『岡崎おうはん』という品種を飼養しています。

岡崎おうはんは、横斑プリマスロックとロードアイランドレッド(注1)を交配したJAS法上100%地鶏になります。

 (注1)ロードアイランドレッドとは、明治に(1904年)導入されJAS法で地鶏とされており、比内地鶏や土佐ジローなどの現代地鶏の親として利用される立派な地鶏です。

 横斑プリマスロックは、近年では産卵率と飼料効率の観点から飼う人も少なくなり、スーパーなどの量販店や産直でもめったに出会えませんが、知る人ぞ知る美味しい卵を産む鶏です。生産者の川内も初めてこの鶏の卵を食べた時に非常に感動し、鶏園を始めた当初から飼育する一番のお気に入りで思いのこもった鶏であります。

 当鶏園の卵でもし迷われたら、濃厚な卵なら横斑プリマスロックをおすすめします。

 横斑プリマスロックの卵は、他の品種に比べて卵殻の色にややムラっ気がありますが、良い時は非常にしっかりとした硬い殻に茶系の濃厚な色の素晴らしい卵になります。しかし、やや退色する傾向も多く、『スプラッシュ』と言われる、斑点が入りやすいのも特徴となります。その様な退色したボケ玉やスプラッシュの入った卵を毎日手作業で取り除き、お客様には卵殻と色がしっかりとした素敵な横斑プリマスロックの卵をお届けする事を心がけています。


 味の特徴は、味の中心となる黄身が通常の卵よりひと回り大きく改良されておりますが、横斑特有のねっとりとした感じと甘味はそのまま生きています。

卵の色も味も自然なままです。お醤油などをドボドボとかけると卵の繊細な味はよく分からなくなります。 

 ぜひ、はじめは良質な天然塩(コチラ)をほんの少し振りかけて、横斑特有のねっとり濃厚な甘みを味わってみて下さい。 そして、ひよころ鶏園の特徴である人工飼料・ビタミン剤・抗生物質などを一切使用せず地元のお米を中心とした餌づくりと、のびのふびと育む環境が卵独特の内臓臭さを殆ど感じさせないので、横斑プリマスロックの本当の美味しさを味わう事が出来ます。

 卵のコクや濃厚さは、色と同様に飼料でかなり調整が出来ますが、ひよころ鶏園ではメチオニンやリジンなど必須アミノ酸の摂取の為に良質な鰹節粉末を必要な量のみ給与しており、卵を濃厚な味にする目的での使用は一切していません。

 少量多品目の自然由来の飼料を、極力国産で鶏達に給与する事が自分たちの考える安心・安全であり、アレルギー等の原因となりえる物質の排除につながると考えています。


 のびのびと自由に大地を動き回り、地元で収穫されるお米など自然の飼料のみでゆったりと育んだひよころ鶏園の卵は、炭酸ガスをたっぷりと含んでうっすらと黄色味を帯びギュッと詰まったような白身が、山野草や乾草に由来する柔らかなレモンイエロー色の黄身をしっかりと包み込んで放しません。


認知度は他の鶏よりも低いですが、非常に美味しい卵で産卵量も他の地鶏よりも多く、当鶏園の地鶏の中では最も低価格で提供可能です。


 ※ 地鶏の定義ですが、横文字も多く、「???」と感じる人も沢山おります。現在の地鶏の定義は農水省が平成11年に定めた日本農林規格がより所となっており39品種が登録され、血液百分率で50%以上と定められています。

http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/k0001034.html

『農林水産省HPから、地鶏肉の日本農林規格』


 誰もが良く知る品種からなじみの無い品種までありますが、横斑やロードは、比内鶏など明治以前から受け継がれる地鶏を、経済ベースに乗せるのに問題になる大型化・多産化・受精率の向上などの課題を元の地鶏の味や風味を極力落とさないで改良する為に陰ながら活躍している優秀な品種です。

 

 ※ 今は、各県でオリジナルの地鶏を造ろうという動きが進み、地鶏も沢山品種がありますが基本は39品種の血を50%以上引いている事が条件となります。


薬師軍鶏

 ひよころ鶏園で飼養する軍鶏は、国の兵庫牧場で育種改良された大型の『龍軍鶏五郎』を基に実用鶏として改良された軍鶏になり、大変大型の軍鶏になります。

卵は他の地鶏や市販される一般の卵よりも全体的に大きな卵が多いのですが、育種の過程で採卵する事を一切考慮されていない為、見た目や形・色などが全て不揃いになります。

産卵率が低いうえ、大型の鶏なので飼育密度も鶏舎内で6~7羽/3.3㎡とひよころ鶏園内で最もゆったりと飼育しているので、毎日の生産量が非常に少ない希少な卵です。それ故、思い切った選別をかける事が難しく、軍鶏の卵の選別では相対的に大きい又は小さい・殻の表面が荒れている・形が著しく悪い等の程度で留めている為、他の品種よりも不揃いになります。

不揃いな卵に、田舎の庭先で飼われている鶏が産んだ卵そのままの様な珍しさを感じていただきたいです。

味の特徴は、黄身も横斑プリマスロックより大きく、臭みの無い非常に甘味の強い濃厚な味です。

卵通のお客様からも「大変美味しい」との評価をいただいており、軍鶏の卵だけをお買い求めになる方も非常に多くいらっしゃいます。

軍鶏の卵は濃厚な味な為、醤油との相性が非常に良いのも特徴です。また、良質な天然塩(コチラ)などをほんの少し振りかけて、軍鶏のそのままの味を楽しむのもおすすめです。ぜひ、はじめはねっとり濃厚な軍鶏の自然な甘みを味わってみて下さい。


 そして、ひよころ鶏園の特徴である人工飼料・ビタミン剤・抗生物質などを一切使用せず、地元のお米を中心とした餌づくりと、のびのびと育む環境が卵の臭いの原因となる糞や内臓臭さを感じさせないので、軍鶏の本来の美味しさを味わう事が出来ます。

 卵のコクや濃厚さは色と同様に飼料で人為的に調整が出来ますが、ひよころ鶏園では卵の生臭さの原因となる配合飼料は一切使用せず、メチオニンやリジンなど必須アミノ酸の摂取の為に魚粉末も良質な鰹節粉末を鶏達が無理なく卵を産める必要最低限度のみ給与しておりますが、卵を濃厚な味にする目的での使用は一切していません。

 卵の色も味も自然なままです。お醤油などをドボドボとかけると卵の繊細な味は良く分からなくなります。ひよころ鶏園では、生臭さが皆無である事を非常に大切に生産しております。

少量多品目の自然由来の飼料を、極力国産で鶏達に給与する事が自分たちの考える安心・安全であり、アレルギー等の原因となりえる物質の排除につながると、考えています。

のびのびと自由に大地を動き回り、地元で収穫されるお米など自然の飼料のみでゆったりと育んだひよころ鶏園の卵は、炭酸ガスをたっぷりと含んでうっすらと黄色味を帯びギュッと詰まったような白身が、山野草や乾草に由来する柔らかなレモンイエロー色の黄身をしっかりと包み込んで放しません。


知名度は非常に高い鶏ですが、生産率も生産量も他の地鶏と比較しても著しく低い為、卵は大変希少となります。

烏骨鶏

 烏骨鶏は中国で古くから『長寿』や『美容』に効果があるとして、鶏として唯一薬膳として珍重された珍しい鶏です。また、霊鳥として『不老不死』の食材とされた時代もあったようです。
 現代でも栄養と味が一般の鶏卵に比べて優れているそうで、実際に卵も小粒ではありますが卵黄の濃厚さやコク・旨味など他の地鶏よりも優れており、素直に「美味しいなぁ」と感じる事が出来ます。

 ひよころ鶏園では開園当初から飼育していますが、羽数は雄鶏を含めて200羽程度の飼育となり、一日の生産量も春と秋にはたくさん出ますが、通常20~30個前後の生産量ですので通年を通しての安定供給が難しい鶏です。
 当鶏園では基本的に自家育成をしており、卵も殻が白くやや細長いタイプと、色がやや茶っぽく殻が厚めで少し大きめの卵があります。
 烏骨鶏の卵は白いものが一般的ですが、2005年から2013年夏まで一羽だけ、殻のしっかりした茶系の卵を産む羽毛がややうっすらとレモン色の烏骨鶏がおり、産卵率もさることながら非常に子育てが上手な烏骨鶏でしたので、積極的にその『レモン』の仔を増やしていました。その為、現在では数種類のパターンの卵があります。
 また、自家繁殖を行う為、烏骨鶏は雄雌共に4系統程飼育しています。
(下図:左からそれぞれ殻と中身が対応してます。)
 味の特徴は、にいがた地鶏の味を濃厚にした感じで野菜にも似た旨味があり、コクや甘みといった味が純粋に他の鶏よりも濃厚ですが臭みがありません。
 サイズも小粒ですが、卵黄は他の鶏と余り変わりが無い大きさで、卵白の比率が少ないのでより旨味を感じやすいです。
 ぜひ、はじめは良質な天然塩(コチラ)などをほんの少し振りかけて、烏骨鶏の繊細な味をゆっくりと味わってみて下さい。
 なお、烏骨鶏は薬膳にも登場する希少な鶏です。コクと旨味が凝縮したような味ですので、酢卵にして召し上がっていただくのもおすすめです。
 そして、ひよころ鶏園の特徴である人工飼料・ビタミン剤・抗生物質などを一切使用せず、地元のお米を中心とした餌づくりと、のびのびと育む環境が卵の臭いの原因となる糞や内臓臭さを感じさせないので、烏骨鶏の本来の美味しさを味わう事が出来ます。
 卵のコクや濃厚さは色と同様に飼料で人為的に調整が出来ますが、ひよころ鶏園では卵の生臭さの原因となる配合飼料は一切使用せず、メチオニンやリジンなど必須アミノ酸の摂取の為に魚粉末も良質な鰹節粉末を鶏達が無理なく卵を産める必要最低限度のみ給与しておりますが、卵を濃厚な味にする目的での使用は一切していません。
 卵の色も味も自然なままです。お醤油などをドボドボとかけると卵の繊細な味は良く分からなくなります。ひよころ鶏園では、生臭さが皆無である事を非常に大切に生産しております。
 少量多品目の自然由来の飼料を、極力国産で鶏達に給与する事が自分たちの考える安心・安全であり、アレルギー等の原因となりえる物質の排除につながると、考えています。

 のびのびと自由に大地を動き回り、地元で収穫されるお米など自然の飼料のみでゆったりと育んだひよころ鶏園の卵は、炭酸ガスをたっぷりと含んでうっすらと黄色味を帯びギュッと詰まったような白身が、山野草や乾草に由来する柔らかなレモンイエロー色の黄身をしっかりと包み込んで放しません。

あずさ(ひよころ鶏園のたまご)

 あずさ(通称:ひよころ鶏園のたまご)は、当鶏園内で唯一の地鶏ではなく純国産赤鶏です。

 現在、国内で純国産赤鶏を供給出来る孵化場は3社しかなく、そのうちの一つの小松孵化場さんの品種になります。

 外見は、現在赤たまごの大半を生産しているボリスブラウンとほとんど変わらず、ボリスブラウンやゴトウモミジと一緒にすると見分けるのは非常に難しいです。
 しかし、外見的な特徴が同じであれば卵も同じかと思われがちですが、食の嗜好性が3種とも異なり、あずさは昔の赤鶏の特徴である雑食性を良く残している為、何でも非常に良く食べます。
 外見的な特徴と共に内面的な特徴も品種によりそれぞれ大きく異なり、あずさは非常に人懐っこく砂浴びが大好きでとても活発な鶏です。
 ゲージで飼う事を前提とした鶏は、こういった習性が薄くなってしまい平飼いや放飼いで飼っても大人しい為に違いがなかな生まれないのですが、鶏を自由な環境で飼育すると好奇心旺盛な人懐っこい鶏になります。

 また、あずさは産み始めから52g前後の卵を産み出し、他の品種よりも早く大きくなります。
 現在、M-MLの卵が市場の主流となり、LLなど大きな卵は市場価値が低下します。その為、採卵期間中も規格にあったサイズを出来るだけ維持出来る鶏が良い鶏とされ、育種もやや小さめの卵を産む鶏が選抜されますが、あずさは田舎で喜ばれる大きめの卵になります。
 味の特徴は、当鶏園の卵の中では卵らしい臭さがあり、昔ながらの卵の味を感じる事が出来ます。

 一般配合飼料を一切使用しないひよころ鶏園では、玄米や大豆・ゴマなどの穀類の他に、酒粕やビールモルト・オカラ(サイレージ)・干し草などを与える為、こういった副食にあたる飼料を良く食べてくれると、たまごの味に広がりが生まれ、『ひよころ鶏園の味』になります。


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